こんにちは。まじこです。
私が長野県に移住して驚いたことのうちのひとつ、それが「ホモソーセージ」と「ビタミンちくわ」です。
長野県民に愛され、料理やおつまみ、おやつなど食卓に出てくる機会が非常に多いこのふたつ。
「秘密のケンミンSHOW」に紹介されたこともあり、ここ数年で長野県民の熱愛フードとして浸透もしてきているようですが、県民以外は初耳の人が多いのではないでしょうか。
もちろん埼玉出身の私も主人と付き合う前まで知りませんでした。
(付き合ってるときご両親からの仕送りの中にホモソーセージとビタミンちくわが入っていたのが初対面)
インパクトのあるネーミングの「ホモソーセージ」と「ビタミンちくわ」。
今回は「ビタミンちくわ」についてご紹介します。
※「ホモソーセージ」についてはこちら
●「ビタミンちくわ」の製造会社は石川県の会社
「ビタミンちくわ」を製造しているのは株式会社スギヨ。
明治初年に創業、練製品・冷凍魚塩干魚等の製造・販売を行なっている会社で本社は石川県七尾市です。
「ホモソーセージ」と同様、こちらも長野県の会社ではないんですね。
●長野県のソウルフードになった理由
公式HPには以下のように記載されています。
ビタミンちくわの売上の7割を占めるのが長野県。
なぜスギヨ本社がある石川県ではなく長野県なのか。その理由は、大正時代にさかのぼります。
古来、能登のブリは、越中(現・富山県)のブリ街道を通って、飛騨、信州へ送られていました。その歴史にヒントを得て、杉與商店(現・スギヨ)が大正時代、ちくわの穴に食塩を詰めて長野県へ発送したところ、海のない同県にとって、貴重なタンパク源と食塩がセットになった商品として飛ぶように売れ、「ちくわと言えば杉與(すぎよ)」と長野県に広く定着したのです。
公式HPも認める長野県民のビタミンちくわ愛!
●店頭での様子
写真は近所のスーパーのちくわコーナー。
他社のちくわに比べて明らかに「ビタミンちくわ」だけがてんこ盛りです。
●「ビタミンちくわ」リニューアル
2018年の秋「ビタミンちくわ」がリニューアルしました。
パッケージが新しくなり、ボリュームも50gから75gへ1.5倍も増量!
肉厚になり食べ応え十分、かつ、ソフトな食感となったそうです。
●「ビタミンちくわ」の食べ方
公式HPにレシピもありますが、長野県民はどのように食べるのが一般的なのでしょうか?
一般的には他県と同様、煮物や天ぷらにして食べる場合が多いようですが、主人の実家では焼きそばやうどん、お雑煮にも入っていました。
地元のパン屋さんで「ビタミンちくわ」の穴にツナやポテサラが詰め込まれたパンが売っているのを見たこともあります。
これは北海道発祥のご当地パン「ちくわパン」が元だと思われます。
●「ビタミンちくわ」が食べられるお店
JR長野駅善光寺口から徒歩3分のところにある「長野といえば、バニクマン」というお店のメニューに「ビタミンちくわときのこの天ぷら」があります。
バニクマンは店名の通り馬肉料理のお店ですが、おやきや野沢菜漬けなどの郷土料理のメニューも多く地元の人だけでなく観光客からも人気のお店です。
●まとめ
「ビタミンちくわ」は株式会社スギヨの商品。石川県の会社だが「ビタミンちくわ」の売上の7割は長野県が占めている。
定番の煮物や天ぷらはもちろん、いろんな料理の具としても活用され、長野県民の食卓に大変なじみのある食材。
長野県以外でも売っているところもあるようだし、ネットでも購入できるので「ビタミンちくわ」を見かけた際は試しに食べてみるのもいいかもしれませんね!
最後まで読んでいただきありがとうございました!