こんにちは。まじこです。
長野県の北信地方のスーパーでは、5月ごろから初夏にかけてサバ缶(鯖の水煮缶)が山積みにされます。
どひゃ~!すごい数!なにごと!?
なぜこの時期にサバ缶が売れるのか、その理由は長野県の郷土料理にありました。
●初夏にサバ缶が爆売れする理由は「たけのこ汁」(サバ缶の味噌汁)
長野県の北信地方の郷土料理で「たけのこ汁」という料理があります。
「たけのこ汁」とは、根曲がり竹とサバ缶(鯖の水煮缶)の味噌汁のこと。
旬の時期(5月~初夏)には根曲がり竹がスーパーでも売られたり、また、山に行って採集する人からお裾分けでいただくこともあるので「たけのこ汁」は長野の初夏の定番料理のうちのひとつです。
根曲がり竹の隣にサバ缶も一緒に置いて売っているところもあります。それほど「たけのこ汁」はおなじみの郷土料理!
この「たけのこ汁」を作るためにスーパーでサバ缶が山積みになるのです。
え、味噌汁にサバ缶を入れるの…??
「味噌汁にサバ缶??」
食べたことない人にとっては衝撃の組み合わせかもしれませんね。私もそう思いました。(笑)
でも、味はとってもおいしいので騙されたと思ってぜひ一度作ってみてください!根曲がり竹の代わりに普通のたけのこを使ってもおいしいですよ。
たけのこ汁のレシピはこちら
●根曲がり竹
根曲がり竹とは千島笹(ちしまざさ)の筍のことで、姫竹(ひめたけ)とも呼ばれます。
長野県の特産物というわけではなく、北海道や東北などでも収穫することができます。
あく抜きが必要なほどあくが強くないので、味噌汁を作るときにはそのままお湯に入れて調理でき、また、皮付きのまま焼き剥いて食べたりも。
●サバ缶を一年中食べる地域
たけのこ汁の時期は5月ごろから初夏にかけてですが、一年中サバ缶を食べ、サバ缶の消費量が日本一なのが長野県飯山市です。
フジテレビの「新説!所JAPAN」でも、飯山市の人がカレーや炒飯、コロッケなどお肉代わりにサバ缶を使うと紹介していました。
根曲がり竹が収穫できる地域のためもちろんたけのこ汁もよく食べられていて、地元のイベントなどでたけのこ汁を振舞われることも多くありますよ。
●たけのこ汁のレシピ
たけのこ汁のレシピはこちらの記事です。
また、「たけのこ汁」以外にも長野県にはおいしい郷土料理がたくさん!まじこ流レシピを紹介しているのでこちらも見てみてね。
最後まで読んでいただきありがとうございました!