こんにちは。まじこです。
方言と言うと、関西だったら「〇〇やん」、沖縄だったら「〇〇さー」のように思い浮かんだりしますが、「長野県の方言」と言われても、ぱっと思い浮かばない人が多いのではないでしょうか。
10年ほど長野県に住んでいますが、独特な言い回しはあるもののほぼ標準語と変わらないように思います。
しかし、言葉としては標準語に近くても、アクセントが違うなぁと思うことは多々あり。
アクセントの違いで、「キミ、長野の人じゃないでしょ?」と言われたことが何度も!すぐわかってしまうみたいです。
今回は長野県のアクセント・イントネーションについてまとめます。
●「長野」のアクセント
まず、長野県を略して「長野」と呼ぶとき。
「長野」のアクセントは標準語だと「トマト」と同じですが、地元の人は「もやし」のアクセントです。
(「長野県」のときの発音のまま「県」を省略した感じ)
※上段が標準語
実際に私のまわり(北信)では長野県のことを「長野」と言っている人の方が多いですね。
南信とか北信って何?と思った方。こちらの記事で長野の地域について詳しく書いています。
●「にしざわさん」・「よしざわさん」のアクセント
人名の「にしざわ」・「よしざわ」、あなたはどう言っていますか?
長野県に移住する前、私は「からあげ」のアクセントだと思っていました。
しかし、長野県の人は「煮卵」のアクセントで呼んでいます。
●「やまぎしさん」のアクセント
では、人名の「やまぎし」はどうでしょうか?
「にしざわさん」「よしざわさん」とは逆に、「煮卵」のアクセントだと思っていたのですが、「やまぎしさん」は長野県では「からあげ」のアクセントなんです。
※上段が標準語
この不思議なアクセントのことを、私は勝手に「やまぎしさんの逆転現象」と名付けています(笑)
「にしざわさん」も「よしざわさん」も「やまぎしさん」も長野県に多い苗字なので、長野県のアクセントを覚えているといいですよ!
●疑問文のイントネーション
疑問文のときのアクセントやイントネーションも、標準語と違います。
標準語だと最初が高くなりますよね。
例えば「いつ行くの?」の「いつ」は「雨」と同じアクセント。
これが、長野だと「飴」のアクセントなんです。
※上段が標準語
イントネーションも、
標準語の「いつ行くの?」は語尾が上がりますが、
長野の「いつ行くの?」は語尾が下がります。
※上段が標準語
「いつ行くん?」「誰が食べたん?」のように「~の?」が「~ん?」になったりもします。
5W2H( When いつ / Where どこで / Who 誰が / What 何を / Why なぜ(なんで) / How どのように(どうやって) / How much いくら )は全部上記のようなアクセントやイントネーションです。
●その他の単語のアクセント
他にも、アクセントが標準語と違う単語はたくさんあります。私が見つけたものをご紹介します。
・前にアクセントがある
「いちご」「掃除」は、「いつも」のアクセントと同じように、「包丁」は「双方」と同じように、前にアクセントがあります。
・真ん中にアクセントがある
「布団」は「オトン・オカン」、「校庭」は「総量」と同じように、真ん中にアクセントがあります。
・後ろにアクセントがある
「図書館」は「独身」と同じように、後ろにアクセントがあります。
他にもアクセントの違いを発見したら、随時更新していきます。
最後まで読んでいただきありがとうございました!