こんにちは。まじこです。
2019年2月6日から11日まで、善光寺で「第十六回長野灯明まつり」が開催されました。
毎年2月上旬に開催され、すっかり長野県の定番のイベントとなった「長野灯明まつり」。
夜の時間帯に善光寺で開催されるイベントのため、子どもが小さいうちは時間帯や交通の便、混雑、寒さなどを気にして行ったことがありませんでした。
でも、じつは家族連れも多く参加しているイベントって知っていました?
おもしろそうなコンテンツもたくさんで、長野県に住むなら一度は子どもにも見せてあげたい!!
ということで、今年「長野灯明まつり」デビューしました!
この記事では、イベント概要やコンテンツの紹介、バスや駐車場についてなどをご紹介し、実際に子連れで行ってみた感想についても記載します。
●「長野灯明まつり(ながのとうみょうまつり)」とは
オリンピック開催都市としてのブランディング、オリンピックを遺産として残していこうという趣旨で、2002年のライトアップイベントをきっかけにスタート。2004年から装いを新たに始まったお祭りです。
オリンピックの「平和を願う精神」を後世に遺し、世界に向けて「平和の灯り」を発信。
2019年で16回目となりますが、県内だけでなく県外からの参加者も多く、長野県の冬のイベントとして定着しています。
幻想的な光のアートイベントというイメージだったけど、平和を祈るイベントなのですね。
・テーマ
「長野灯明まつり」には毎年テーマが決まっていますが、2019年のテーマは「共鳴する平和への祈り」。
第十六回長野灯明まつりでは「共鳴する平和への祈り」をテーマに、性別、人 種、国籍を超え、人と人の想いがつながり響きあい、共に灯す平和への祈りを世 界に向けて発信します。
引用元:長野灯明まつり公式HP
●開催概要
開催期間 : 2019年2月6日(水)~2月11日(月・祝) 6日間
開催場所 : 善光寺周辺・長野駅前西口・善光寺表参道
点灯時間 : 18:00~21:00 ※最終日は18:00~20:00まで
●コンテンツ
・ゆめ常夜灯(ゆめじょうやとう)
長野県のシンボルである善光寺を五輪にちなんだ色でライトアップする「善光寺・五色(ごしき)のライトアップ」。
本堂と山門はそれぞれ30分に1回、5色の変化をし、光によって世界に平和のメッセージを伝えます。
オープニング特別ライトアップ
2月6日(水)18:00~21:00
場所:善光寺山門
石井リーサ明理さんによるレーザー演出で華やかなオープニング。
オーストリア大使、ハンガリー大使をお招きし、善光寺のライトアップ点灯式を行ないます。
・プロジェクションマッピング
昨年新たな試みとして行なわれたプロジェクションマッピングを今年も開催。
2月10日(日)18:00~20:50
場所:経蔵南側
今年のプロジェクションマッピングのテーマは「シンカ」。
今までに人々が歩んできた時代の流れや、人と街の変化を「進化」という点で捉え、そして、その時代の流れを今まで見守ってきた、善光寺の「真価」を作品に反映できたらと思っております。
引用元:長野灯明まつり公式HP
また、開催場所の経蔵(きょうぞう)は宝暦9年(1759年)に建立された宝形造りのお堂で重要文化財。
重要文化財を使った贅沢なプロジェクションマッピングはみどころです!
・ゆめ灯り絵(ゆめあかりえ)
切り絵を貼った「灯り絵常夜灯(あかりえじょうやとう)」と呼ばれる灯ろうが善光寺表参道の石畳に並びます。
切り絵は一般部門とキッズ部門の応募者がデザインしたもので、長野灯明まつり開催中にコンテストを実施。受賞者には賞金や商品も出ます。
・宿坊ゆめ茶会
風情ある善光寺の宿坊を堪能することができます。
・ゆめ演奏会
長野を拠点に活躍する舞響太鼓~雅~が奉納演奏を行ないます。
2月6日(水)19:00~19:30
場所:善光寺仁王門
・平和のコンサート
平和の祈りを込め奉納演奏するとともに、仁王門再建100年・仁王像造立100年を祝います。
2月9日(土)18:00~19:30
場所:善光寺仁王門
・謎解きゲーム「妖怪探偵と封印の扉」
地図を頼りに灯明まつり会場にある謎を解く謎解きゲーム。すべての謎が解けたら賞品がもらえ、子どもから大人まで楽しめます。
灯明まつり期間中毎日 18:00~21:00 ※最終受付時間は20:00(最終日は19:00)
受付:ぱてぃお大門西側「灯り絵インフォメーション」
参加料:800円/1セット
・スカイランタン
スカイランタンとは無病息災を祈る熱気球の一種です。長野灯明まつりでは、善光寺大本願にて祈祷したスカイランタンに平和の祈りや願いを書き入れて夜空に打ち上げ祈るとともに、仁王門再建100年・仁王像造立100年をスカイランタンの平和の灯りで祝います。
2月10日(日)
時間:受付・17:00~19:30、スカイランタン制作・17:30~18:30、打ち上げ開始・19:00~
場所:仁王門前
参加費:1セット 2,000円
※要予約・限定100基
公式HPから予約をすることができます。
・仲見世ぶらり歩き
仲見世界隈では祭りの賑わいを演出するさまざまな催しが開催されます。
・門前そば屋のそば食いねぇ
善光寺界隈のお蕎麦屋さんでスタンプラリーを開催。期間中17:30~20:30は半ざる・半かけが400円!
・ゆめ福引き
協力商店会店舗にて福引券を配布・販売。
灯明まつり期間中毎日 18:00~21:00
場所:善光寺駒返り橋西(善光寺山門の入口)
なんと、1等はセブ島3泊4日旅行券!
・灯明バル
JR長野駅前~権堂~善光寺周辺まで、約50軒の飲食店が参加する冬の一大イベント。サービスチケットを購入して参加店をお得に食べ歩き、飲み歩きできます。
・オリンピックメモリアル展
長野オリンピックだけでなく、過去のオリンピックや東京オリンピックのピンバッジなどが展示されます。
2月9日(土)~2月10日(日) 10:00~18:00
場所:北野カルチュラルセンター(中央通り)
・写真コンテスト
長野灯明まつりで撮った写真が「MIDORI 3階りんごのひろば」に展示されます。
受賞者には賞金も。
●アクセス
・JR長野駅からバスで行く
画像はアクセス信州HPより
1番のりば「びんずる号」
「びんずる号」で善光寺までは、「善光寺口」バスロータリー「1番のりば(善光寺方面行き)」発の路線バスをご利用ください。
・「善光寺大門」まで所要時間約15分、運賃150円
・「善光寺大門」のバス停から善光寺本堂までは徒歩約5分
「びんずる号」以外に、川中島バス(宇木行・若槻東条行)も1番のりばに来ますが、どれも善光寺大門を通ります
4番のりば「ぐるりん号」
「ぐるりん号」で善光寺までは、「善光寺口」バスロータリー「4番のりば」発のバスをご利用ください。
・「善光寺大門」のバス停から善光寺本堂までは徒歩約10分
約25~30分ほどかかりますが、長野駅から徒歩で行くこともできます。
・車で行く
上信越自動車道「長野インターチェンジ」「須坂長野東インターチェンジ」とも、善光寺までの所要時間は車で約40分です。
駐車場については後ほどご紹介します。
●善光寺周辺の駐車場
・善光寺第一駐車場
善光寺境内の北西にある駐車場
営業時間:24時間
台数:206台
・善光寺第三駐車場
善光寺境内の北東にある駐車場
営業時間:24時間
台数:105台
・善光寺第四駐車場
善光寺境内の西にある駐車場
営業時間:24時間
・善光寺第五駐車場
善光寺境内の西にある駐車場(第四駐車場のすぐ南)
営業時間:24時間
台数:28台
・システムパーク横沢町
善光寺境内の西にある駐車場
営業時間:24時間
台数:8台
・システムパーク横沢第2
善光寺境内の西にある駐車場
営業時間:24時間
台数:7台
・システムパーク東之門
善光寺境内の南東にある駐車場
営業時間:24時間
台数:12台
・システムパーク西之門
善光寺境内の南西にある駐車場
営業時間:24時間
台数:13台
●長野灯明まつり期間中の交通規制
灯明まつり期間中の17:00~22:00(最終日は21:00まで)は交通規制があります。車の場合はお気を付けください。
画像は長野灯明まつり公式HPより
●「長野灯明まつり」の実はここがすごい!
「長野灯明まつり」にはいろいろな見どころやコンテンツがありますが、特に私個人的にすごいと思っているところを紹介します。
・国宝・重要文化財のライトアップ
「長野灯明まつり」でライトアップされるのはどれも文化財なんです。
善光寺本堂(五色のライトアップ)
山門(五色のライトアップ、オープニング特別ライトアップ)
経蔵(プロジェクトマッピング)
古くからある善光寺の文化財が、ライトアップによって現代的なアートを作り出す。とても魅力的!
・照明デザイナーは石井幹子(いしいもとこ)さん
第1回目から「長野灯明まつり」をプロデュースしているのは石井幹子さん。
照明デザイン・ライトアップの第一人者で、東京タワーの照明デザインのほか、大阪市、函館市、白川郷などの都市空間のライトアップや、レインボーブリッジ、上海ワールドフィナンシャルセンター、ブダペスト・エリザベート橋などさまざまな作品を手がけています。
日本における照明デザイナーの先駆者として、日本だけでなく世界各国で活躍。
オープニング特別ライトアップを演出する石井リーサ明理さんは、幹子さんの長女なんです。
●実際に行ってみて
小学生と幼稚園児の子どもを連れて長野灯明まつりに行ってきました。
ライトアップは圧巻。
ちょうど雪が降っていたので、雪もライトに照らされ本当に幻想的でした。
切り絵を貼った灯ろう「灯り絵常夜灯」もステキ。
・子連れで行ってよかった点
地元の大イベントを経験できた
県内外から多くの人が訪れる長野灯明まつり。せっかく長野に住んでいるのだから、やはり一度は行かないと!
夜のおでかけを楽しめる
そもそも子連れで夜にでかけること自体がめずらしいので、それだけで特別感!
いろいろなグルメを楽しめる
普段だったら夕飯を食べている時間からスタートするイベントなので、会場に着くや否やお腹がすく子どもたち。
ですが、善光寺界隈ではいろいろな食べ物が売られていて、イベント特別メニューがあるお店も。善光寺界隈のグルメを楽しむことができます。
普段と違う善光寺界隈
善光寺にはよく行きますが、ライトアップされた本堂や夜の街並みは雰囲気がガラっと変わり、子どもたちも大喜びしていました。
・子連れで行って苦労した点
とにかく寒い
今年は積雪・降雪が少ないですが、それでも寒かったです。防寒対策はこれでもかというほどして行きましょう。
服が濡れる場合もあるので着替えも持っていくといいですよ!
思ったより歩く
灯明まつりの会場をはじからはじまで歩くと、子どもにとってはかなり距離があります。
まだ体力がない未就園児は最後大人が抱っこすることを覚悟した方がいいかもしれません。
・長野灯明まつりに行く際の注意
駐車場の確保
周辺駐車場は非常に混雑します。また、善光寺周辺は一方通行の道もあるので、あわてずに車を停められる駐車場を探しましょう。
ベビーカーは持って行かない
けっこう歩くのでベビーカーの方がラクかと思うかもしれませんが、ベビーカーはかえって苦労します。
暗くて人が多い中、雪ですべったりタイヤが埋もれて進めないのでベビーカーをたたんで持ち歩く人を見かけました。
歴史あるガタガタの石畳や坂道になっている参道もベビーカーは不向きです。
すべらない靴をはく
お子さんのスノーブーツはもちろん、大人もすべりやすいので大変危険です。すべらない靴を履きましょう。
あたたかい服装で
防寒対策はやりすぎなくらいでちょうどいいかもしれません。ブランケットを持参して体に巻いている人もいました。
降雪時にはフード付きのコートや帽子を着用しましょう。
モバイルバッテリーを持参
寒いとスマートフォンの充電の消費が激しくなります。私も数枚写真を撮ったら落ちました。写真をたくさん撮りたい人はモバイルバッテリーを持参しましょう。
(番外編)傘について
長野の人は雪でも傘をささない?
長野県出身の旦那は雪の日に傘はささないとよく言います。調べると雪国では傘をささない人が多いようですね。
・傘に雪が積もって重くなるのでかえって邪魔になる
・地面が滑るから傘は危ない
など、理由はいろいろあるようです。
灯明まつり当日もけっこう雪が降っていましたが、傘の割合は半々。
写真を撮ったり人混みの中移動することを考えると傘がない方が利便的ですが、お子さんを抱っこ紐で抱っこした場合は傘で雪から守ってあげた方がいいかもしれません。
抱っこ紐用の防寒ケープがあれば傘がなくても大丈夫
傘については各自の判断でご使用ください。
●善光寺を楽しむ
もちろん、長野灯明まつりのとき以外でも善光寺を楽しむことができます。
長野県にお越しの際はぜひ善光寺にお立ち寄りください!
最後まで読んでいただきありがとうございました!